はじめて会った人とも笑い合える。
景色や思いを、共に分かち合える。
少しシャイな性格のわたしに、
写真は社会との関わり方を教えてくれた。
「撮ること」で、ファインダーの向こう側の
人や景色、様々な社会の形に関心を持ち、
沢山の現場を見ることになった。
同時に、撮影し、発信することしかできない自分に、
もどかしさを感じるようにもなっていった。
いま、この目の前で困っている人びとは、
いつになれば自分らしい生活を送り
手に入れることができるのだろうか。
自分の大好きな風景は
いつまでも変わらずにあり続けるだろうか。
伝えたい、の先に
きちんと関わりたい、があった。